耐震診断と避難訓練

ONENESS

2024年02月08日 16:15

令和6年の年明けは、地震によって始まった。
古い木造家屋が多かった事と、
数年前から大きな地震が度々起こっていた事、
地盤が弱かった事・・・。

言い出せばキリがないほどの原因と思われることが重なった。

耐震診断をすると、新耐震基準でもOUTになる事が多い。
それに関しては、HPのブログに記載しているので、
ぜひともこの後読んでいただきたい。
不安をあおるわけではなく、真剣に考えて欲しい。
簡易的な補強でも、しないよりはした方がいいのは間違いないので、
ちょっとでも考えてもらいたい。



この写真は能登の地震の写真だそうで、
フリー素材の写真として掲載されていました。


さて、地震と言えば静岡県民は、防災訓練を常にしてるので、
ある程度の知識は持っていると思います。

これを書いている私は、静岡県出身ではないのですが、
静岡県民になって驚いたのが、防災意識の高さでした。

まずは地域の防災訓練。
9月1日が関東大震災のあった日だから防災の日というのは、
こちらに来てから知ったことでした。
地域の防災訓練は、やったことはありません。
現在はいろいろ大きな地震があった後なので、どうなってるかは知りませんが。

子供が幼稚園に入園すると、防災頭巾を買うように言われました。
普段はクッションとして椅子に敷いて使っていて、避難訓練で大活躍するのです。

小学校以降の避難訓練は、抜き打ち方式。
「今週のどこかで避難訓練をする」とだけ知らされるので、
どの授業の時に訓練があるか知らないというのです。

私が子供の頃に学校でやっていた避難訓練は、
「〇月〇日何時間目に給食室から火が出た(火事になった)設定で
避難訓練をするから校庭に避難するよ」という計画的なものでした。

静岡県では地域の訓練も毎年行われているし、
中学生や高校生は地域の訓練に参加するように指導されています。

大学生になった子が静岡県を離れ、職場実習に行くことになり、
某都道府県のとある事業所に行った際に、たまたま防災訓練があったそうです。

「防災訓練があるから明日の〇時になったらサイレンが鳴るよ」と。
鳴ったら逃げるらしいのですが、計画的だったことに驚いたとか。
それ以外にも、
「地域の防災訓練は地域を3つに分けて持ち回りで3年に1回やってる」
「避難場所がどこか知らない」と聞き、
そんなので意味はあるのかと思ったという話を聞きました。

皆さんが思っているより静岡県のレベルは高いです。
この某地域のようなのが全国でも多数を占めているのではないでしょうか。
大きな地震が起きた後になると防災グッズが売れるのも、
一次的なもので少し経てば落ち着いてしまいます。

耐震診断も、静岡県はレベルは高いとはいえ、まだまだです。
2000年基準の建物に関しては、静岡県はかなり厳しい基準があるので、
他の地域に比べてかなり丈夫な建物と言えると思います。

2000年基準以前の建物でも、ぜひ一度診断をしてみることをお勧めします。
ぜひ、ご一考ください。



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